bespoke hotel shinjuku

ビスポークホテル新宿

街と繋がるカオティックラウンジ

築47年のオフィスビルをコンバージョンしたホテルです。
既存建物の特徴を活かし、歌舞伎町の混沌とした賑わいにインスパイアされたインテリアを試みています。1階ラウンジは既存段差と吹抜のあるスケルトンの特徴をつかみ、それがホテルゲストを迎えるインテリアシーンとしてダイレクトに繋がるように考えました。その結果、ゲストがそれぞれの気分やシーンに応じて使いわけができるように、[1]departure [2]arrival [3]community [4]cafe&work [5]group&meetingという5つのラウンジエリアを設けています。各エリアはスケルトンの特徴とゲストの行為に基づいて各々異なるデザインで構成し、コンパクトながらも街の賑やかな空気感や表情が違和感なく様々なラウンジ空間を作り、それらをカオティックに折り重なるように空間を繋げています。また、客室階は国内外ゲスト(カップル、女子旅、ファミリーなど)に応じた3つの客室デザインをつくり、それらは個々に扉を介して廊下にもその表層が表れるようにしています。廊下に表出する既存梁型は光るグラフィックサインとして活用することで、客室階にもカオティックな賑やかさを演出しています。ブランディング / グラフィックデザイン / アートキュレーションには川上シュン & artless Inc.を迎え、インテリア空間に様々なスパイスを与えています。

竣工年
2018年
部類
新築
業務
建築デザイン監修/インテリアデザイン
構造・規模
106室/SRC/B1F-9F
法定延床面積
4,366.85㎡
メディア掲載
商店建築 2019年 5月号
近代建築 2019年 1月号
必ず成功するホテルリノベーションPART12