RAKURO KYOTO − THE SHARE HOTELS −

RAKURO KYOTO - THE SHARE HOTELS -

長屋とホテルファシリティーを重ね合わせたシェアホテル

このホテルは32年前の竣工したオフィスビルをコンバージョンしています。
ホテルの共用部及び客室階のプラン構成には、みせ・だいどこ・うちにわ・おく、という京都の『長屋』の構成と本質からヒントを得て、長屋が持つ社会と関わるパブリックエリアとプライベートエリアをザシェアホテルズの骨格機能ともいえるファシリティーと重ね合わせることを試みました。プラン構成とデザインを考える上では、日本的とか和モダンではなく京都丸太町の街の雰囲気をデザインに活かしたいと考え、ベースになったのは『COZYな京都』というテーマで、【京都の骨格】で機能デザインを考え、【住宅の居心地良さ】で柔らかいフォルムを与え、【ホテルの非日常】で空間のヴォリュームや色彩デザインを捉えて考えました。全体的には全ての重心をやや低めに設定して、それが日本的な座の空間をつくり、客室内でリラックスしたコミュニケーションを誘発できるように工夫しています。

竣工年
2018年
部類
コンバージョン
業務
インテリアデザイン
構造・規模
56室/RC/B1-5F
法定延床面積
2,602.82㎡
メディア掲載
商店建築 2018年 12月号
近代建築 2019年 1月号
必ず成功するホテルリノベーションPART11
I’m home. no.105号